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こども救急箱

幼児期の虫歯予防;規則正しい生活を 

  幼児期の虫歯予防には、規則正しい生活リズムが大切です。食事の時間が不規則だったり就寝時間が遅かったりして、食べ物が口に入っている状態が長時間続く「だらだら食い」になると、歯を溶かす酸が口の中で作られ続け、虫歯の原因になります。食事の時間をしっかり決め、生活リズムを整えましょう。

 おやつは、食事ではとりきれない栄養を補う「四度目の食事」と考え、乳製品やいも類、果物など、なるべくお菓子ではないものにしましょう。食べる量だけ器に出し、だらだら食べないように時間と場所を決め、飲み物はなるべくお茶か水にしてください。

 糖分を多く含むもの、口の中に長時間留まるもの、歯に付きやすいものは、虫歯の危険性が高く注意が必要です。甘味料のキシリトールは、口の中で酸を作る材料にはなりませんが、虫歯にならないというわけではありません。「食べたらみがく、うがいをする」を習慣にしましょう。

 「よくかむ」ことも大切です。だ液の分泌が盛んになり、歯や歯茎に付いた食べかすを洗い流してくれるため、虫歯予防につながります。また、歯茎のマッサージ作用で血行が良くなり、抵抗力が高まって歯肉炎を防ぎます。さらに満腹感を得やすくなるため、早食いや食べすぎを抑えたり、あごの骨や口の筋肉が発達して歯並びやかみ合わせがよくなることが期待できます。よくかむ習慣は自然と身につくものではないので、一歳以降から繰り返し練習していきましょう。

 規則正しい生活やよくかむ習慣は、虫歯予防はもちろん、心や体の健康な成長にも重要なことです。    山崎要一(鹿児島大学病院小児歯科)
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