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こども救急箱

こどもの事故防止 

 15歳未満の子どもの死亡原因の第1位は不慮の事故であることはよく知られていると思います。特に、1歳過ぎからの幼児期には、身の回りで死亡事故が発生しています。今回は子どもたちを取巻く思わぬ事故についてお話したいと思います。

 2才くらいまでの乳幼児は何でも口に入れますので、床や手の届く範囲に危険なものやのどに引っかけそうなものを置いておかないようにしましょう。気管支にピーナッツや小さい異物を引っかけると、全身麻酔で取り出さなければならないことがありますので注意が必要です。ナッツ類は小学校に上がるまで与えてはいけないと、事故防止の本には書かれています。

 また、風呂場での事故も気をつければ防ぐことのできるひとつです。洗濯に使用するために残り湯を取っておいたり、二十四時間循環風呂を使用することは、子どもが小さい間は控えたほうがよいでしょう。

 そのほかにも、子どもたちの身の回りには危険がいっぱいです。熱い飲食物などが身近にあるときにはお子さんの動きに注意し、アイロンやポット、鍋やストーブなどを安全な場所に置く事が大切です。けがと熱傷の予防のために、玄関や階段、サッシ戸などからの転落防止用柵やストーブのやけど予防柵などをうまく活用するのもよいでしょう。

 幼児に限りませんが、道路での飛び出しも命に関わる事故になることがあり、通りに飛び出さないように普段からよく言い聞かせましょう。往来の激しい場所だけでなく、交通量の少ない交差点でも出会い頭の事故がおこることもあります。学校や保育園、幼稚園でも交通安全教室で危険性を教えてくれるのですが、幼児の場合は危険性を理解すること自体が難しいので、小さいお子さんと一緒に往来にいるときには、車道側を歩かせないように、またなるべく手をつないでおくようにしましょう。

 子どもの不慮の事故を防ぐには、事故の起こりにくい環境、状況をどのように作るかが大切です。改めて身の回りに危険がないか見直してみませんか?   福重寿郎(県立北薩病院小児科)
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